糖質コントロールなどの食事とサプリメントや栄養素の点滴治療を併用し、からだを構成する60兆個の細胞の働きを向上させ、自然治癒力に着目した治療法です。海外では1960年代から多くの精神疾患領域の治療方法として応用されてきました。今日、この治療方法は多くの分野で応用され、内科領域だけでなく、歯科領域、エイジングケアの分野にも応用されています。
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栄養療法(オーソモレキュラー)
治療方針
当院では既存の治療薬だけでなく、栄養素を利用した予防、治療にも取り組んでおり、栄養療法(オーソモレキュラー療法)に基づいた医療用サプリメントを導入しています。
健康診断や人間ドックでは「異常なし」なのに、なぜか体調が思わしくない、疲れがとれにくい、朝起きるのがつらい、頭痛が多いなどのさまざまな不定愁訴に悩まされている人が非常に増えてきています。そのような人の多くは栄養素の不足、バランスの乱れが関係していることが多いのです。
栄養療法では、詳細な血液検査データから栄養状態を把握し、必要な栄養素とその至適量をさだめ、医療用に開発されたサプリメントを組み合わせ、一人ひとりに応じたテーラーメイド処方をいたします。
・通院中の方の解析レポート作成は¥8,000(税別)です。血液検査料はかかっている疾患などにより変わります。
・初診の方は解析レポート作成料、血液検査料、初受診再受診料も含めたセット料金でおよそ¥26,000(税別)です。
・医療用サプリメント料金は1カ月で¥8,000~¥50,000です。予算に合わせて調整いたします。
栄養療法が有効と思われる症状、疾患
・慢性的な疲労感
・がんと診断された
・やる気が出ない、集中力がない
・頭痛、肩こり
・アトピー性皮膚炎、乾燥肌、ニキビなどの皮膚トラブル
・抑うつ症状
・自律神経失調症
・冷え性
・糖尿病などの耐糖能異常
・生理痛、生理不順、更年期障害など
また、健康のため日ごろからサプリメントを摂っているが、自分に合っているのか分からず、本当に必要なサプリメントを知りたいという人もご相談ください。すでに健康である人がよりレベルアップした健康状態にすることにも栄養療法は有用です。
点滴による栄養療法
食事療法、サプリメントの処方だけでなく、マイヤーズカクテル点滴(メガビタミン・ミネラル点滴)も行っております。ニンニク注射(ビタミン注射)などと違い、高濃度のビタミン、ミネラルがバランスよく配合されております。
こちらは自費診療です。
初回(初受診料込)¥8,000(税別) 2回目以降(再受診料込)¥6,500(税別)
定期通院中の方¥5,800(税別)
副作用・リスク:注射針の跡が数日間残る可能性があります。
高濃度ビタミンC点滴
この治療は、抗がん剤治療との併用、慢性的な疲労、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患などが適応となります。
こちらは自費診療です。
まれに体質的にビタミンCの投与が合わない「G6PD欠損症」の人がおり、そのような人に高濃度のビタミンCを投与すると溶血性貧血が起こってしまいます。初回投与前に必ず血液検査を行い、G6PD活性を測定します。
投与回数:週2~3回(1回投与量50~75g)
もしくは、週1~2回(1回投与量25g~50g)
副作用・リスク:注射針の跡が数日間残る可能性があります。
G6PD活性測定 | ¥8,000(税別) |
ビタミンC血中濃度測定 | ¥5,500(税別) |
高濃度ビタミンC点滴 (25g) | ¥10,500(税別) |
高濃度ビタミンC点滴 (50g) | ¥17,500(税別) |
高濃度ビタミンC点滴 (75g) | ¥24,000(税別) |
令和3年1月から料金が上記の通り変更いたします。
栄養解析・栄養療法の流れについて
初診
現在の症状や疾患、治療に対してのご希望などをおうかがいします。
血液検査
症状、疾患に合わせた血液検査を行います。
栄養解析
約3週間で解析レポートが完成いたします。
治療計画の立案
栄養解析の結果から得られた必要な食生活の改善案を提示し、サプリメントの種類、投与量を決めます。
治療開始
栄養療法アプローチを3カ月~6カ月間続け、再検査で効果を検証します。
FAQ よくあるお問い合わせ
オーソモレキュラー療法とは
サプリメントについて
当院で取り扱うサプリメントは医療機関向けの製品であり、医薬品製造と同じGMP基準適合工場で作られているサプリメントとなっています。取り扱っているすべてのサプリメントが化学合成ではなく天然成分由来であり、薬害などの心配はありません。一般に販売されているサプリメントと比べて値段がことなりますが、1粒中の栄養素の含有量が多く、また、吸収効率を上げるように主成分以外の栄養素も配合されています。